ドクター·マヌことManulani Aluli Meyer
写真提供http://www.homaikapono.org
『今ある学校が全て廃止になればいい!』
現在ハワイ大学で壇をとるドクター·マヌことManulani Aluli Meyerさん。
インタビューを始めると、いきなりこんな過激が言葉を投げかけてきた。
学校を廃止したいだって?
アメリカ最高峰の教育
《ハーバード大学で博士号》の教育を受けた本人が
今の教育方針を否定している?!
一体どういうことなんだろう。
「私自身、学校では落ちこぼれの類でした。
体育だけは得意だったけど。(笑)
私自身全く今の教育に興味を持つことができなかったんです。
ところが、ある教授と出会ったんです。
Multiple Intelligence Theory
「多角度からの教育」の著者です。
彼の研究によると、
人は誰しも何かしらの才能を持っている。
どの場所で、どの場面でその能力を発揮できるかが、
能力を活かす大切な鍵だと。
まさにそれが私が
小さい頃から家で教育されていたことだったんです!
マヌの妹マイリは、ワードセンターにあるナーマエハワイ(http://www.nameahawaii.com)
ハワイ唯一のネイティブブックストアを経営している。
ハワイアンブックストアナーマエハワイ(http://www.nameahawaii.com)
を経営する妹のマイリさん
本を売るだけでなく、古来のやり方でで農業を進めている若者をサポートしたり、
世界の観光客に無料でワークショップも随時提供していている。
マヌの甥、カポノは毎年のオアフ島を徒歩で歩くという巡業を行い、
そのパワーをフィジカルに世界の人にシェアするロミロミのマスターだ。
確かに彼女の家族はそれぞれがそれぞれの部分のマスターになり
人々のためにその能力をシェアしているのだ。
苦労も多いと思うが、とても良い顔をしている。
人生の糧を知っているという顔だ。
「出会った教授の教えが《アロハの教え》であることに強く惹かれ。
彼が所属するハーバード大学で博士号の教育を受けることにしたんです。
家族から受け継いだアロハとスポーツの世界で鍛えた精神性を持ち、
学業にエネルギーを移す。難しいことではありませんでした。
何よりこの研究を「私が」理解することで、ハワイの人たちを救うことができる。
そうと思うと勉強は苦ではありませんでした。
勉強は、自分を知り、自分の立ち位置を考えるための道具。
その道具を一人一人が持てて、
鍛えられた人と人でリンクし、社会を引っ張って行けば
未来は絶対に良くなるんです!」
綺麗な自然が残っている間に私たちが出来る行動とは?
卒業後、マヌは、ニュージーランドのアオテアロアに休暇で行かないかと、
Decolonizing Research Methodologies の著作者、リンダから誘いがあった。
そこには太平洋《先住民族の教え》が未だに生きているところだった。
マヌはそこでマオリ大学で先住民の知識の学科を築くという偉業をこなした。
滞在中の6年間、アオテアロアに留まり、さらに先住民の知恵を深めたのだ。
「私が皆に推進しているEpistemology(認識論)というのは、
ある意味、今までの教育の反逆しているように移るのかもしれない。
けれど実際、今の教育では、「お金を儲けるための薄い知識」であり、
それについていけないものは、落ちこぼれとされる。
結果、生きる指標を失ってしまう。
教育とはそういうものではないはずなんです。
今、生きる私たちを支えるだけでなく、
学びは100年後に生きる子供たちに役立つものでなければならない!」
将来はEa Hawaiiという「本物の教育を施す大学」を設立したいというマヌ。
さて、その人の為、未来のために生きた教育とはなんだろう?
次回から6回に渡り、皆様にお伝えしてゆきたいと思います。
お楽しみに!
アロハ~
記事: エミコ•コーヘン
ノースショアの宿(ハワイラブカード加盟店)
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You tube「英語の勉強しよう!」https://youtu.be/2MlQIl2N3dI
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