写真 / 忙しく過ごしているとただ流れてゆく時間だけど貴重な瞬間はまるで時が止まった様に感じますよね。
『時を忘れる』ーきっとこれも『私たちがフラを踊る理由の一つ』だと思います。踊っている時は、表現することに夢中になり、時間を忘れてしまうんですよね。きっと皆さん普段は普段は日常ことに振り回されていることでしょう?『子供の学校に迎えに行かなきゃっ』とか、『ご飯を作る時間だわ』とか、、私もその一人ですが。時間に縛られて生きてる私たちだからこそ、その『時間を忘れる』感覚がなんとも気持ちよいわけですよね:)
さて『時間』の正体とはどんなものなのでしょうか?
ハワイアンマインドを学術的に表現するアンティーマーサさんの指導で『時間とは』に焦点を当ててお話しを進めていきます。
みなさん、フラの言葉に『wā ワー』という言葉が混じってることに気がついたことがありますか?『wā ワー』が混じるハワイの地名で、代表的なのがその究極な例が《Wāhiawaワーヒアワ》。一般的に知られているワーヒアワの意味は、ウルサイ場所という意味。車も飛行機もなかった、いにしえ時代のオアフ島で、ワーヒアワに響き渡るのは、ノースショアに大波のみ。なんともロマンチックな話ですよね。
実はそれだけではないんです。一般的に知られてるハワイの歴史の裏にまだまだ深い意味が隠れている。ワーヒアワには重大な意味が隠れているのです。
「Wā」は、時空間という意味なのです。時空間って?言い変えてみれば4次元の世界。私たちの目に見えているものが線と面と立体、そして時間が重なると4次元ということになる訳です。(なんだか頭がクラクラしてきますよね)
わかりやすく説明します。目に見えるものと見えないものが、「永久的に存在している場所」ということなのです。(ますますわからなくなってきたって???笑)
フラに例えます。踊る楽しさを知ってしまったあなたなら、フラがただの踊りではないことはきっと気付かれていますよね。踊りながら、自然界に飛び交う粒子的な物と、自分が横並びになる瞬間を捕らえる。捕らえられた時が、気持ちよくかつ上手に踊れている瞬間。
その体の感覚を思い出し、読み進めてください。
『自然界のものの実態は?』それを突き詰めてゆくと、今目に見えてる物だけでは説明しきれない。例えば、雨。地上の水分が蒸発し水分の粒子なり空に登り、雲を形成、そしてその水分が雨隣地上に落ちてくる。(小学校の理科の授業で習いましたよね:)要するに、目に見えるのは雨ですが、工程を考えてみると雨が雨でありえるためには『時間』の要素が欠かせないものになってくるのです。
そういう目で食べているもの飲んでいるものそして地面を考えると、『あれ?全てが「時間」の産物なんじゃん』となるわけです。で、「Wāワー」。ワーとは過去と未来と現在を混ぜ合わさる場所。言い換えると時を休ませる場所なのです。
古来ハワイアンたちは、オアフ島の中心のワーヒアワを過去と未来が均等に交わる場所として大切にカプを守ってきました。そこからはワイアナエ山脈とコオラオ山脈の両方が見えます。
夕日が沈む場所は西でワイアナエ山脈。太陽が昇るのは東でコオラオ山脈。古来の人たちは、ワイアナエ山脈が島の表。理由は祖先や過去が存在する場所。太陽が昇るのは東でコオラオ山脈は、島の裏と認識していました。なんだか反対なような気がしませんか?
この様に考えてみてください。『過去があるから未来がある』。だから太陽が沈む過去を象徴する西が前。太陽が昇る=未来を象徴する東が裏。なんだか頭ん中がグルグルしてきたでしょう(笑)。ゆっくり慌てずに消化してみるとわかってきます。
写真 / いにしえの時代に生きたハワイアンたちは、夕日が沈んでゆく西が過去で島の玄関(全面)だと認識していました。
その視点からみると、過去を踊っているようなフラも実は未来の為。子供たちが元気に笑っていられる『明るい地球の未来の為に私たちは踊る』のです。
縄文時代がほんのこの前まで続いていたハワイならではの真髄をついた古代の話。とても興味ふかいものですよね。
次回は『ピコ(臍)』。言い換えれば『丹田』。古来ハワイアンにとってピコはとても大切なものです。なぜその『ピコ』が大切なのかを次回、お話ししていきたいと思います。
お楽しみに
アローハ!
記事: エミコ•コーヘン
ノースショアの宿(ハワイラブカード加盟店)
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