先日、チャンズリーフでサーフィンをしていた時のことです。
『あれ?見覚えのない岩がある』
岸に向かっってパドルしていくと、その岩は岩でないことが発覚。
ドッカリ寝ている大きな生物。
『ハワイアンモンクシールだ!』
あまりにも可愛くて可愛くて、、、けれど今大変なことになっている!
今日は、そのお話をさせていただきます。
残念なことに現在そのキュートなハワイアンモンクシール、絶滅の危機に面しているんです。
この世に存在するモンクシールは、数にして推定1400頭。
そのうちの300頭が、私たちが住んでいる(観光客が来る)ハワイの島々に寄って来ているということです。
なぜハワイアンモンクシールがそこまで数を減らしてしまったんでしょうか?
大きな理由は19世紀に盛んになった貿易です。
動物の油が灯となって活躍したりと皮で家具やバックなどを作る産業が盛んになると、多くの業者が大きな船で、クジラを始め、モンクシールを狩る様になりました。
様々な海洋動物がこの一件でかなり数が減ってしまったのですが、特にハワイアンモンクシールは、強いインパクトを受けました。
強く受けた理由は、繁殖に時間がかかるからなんです。
彼らが繁殖できるのは一年に一頭。胎児は母体の中で、9ヶ月間過ごすからです。大抵は3月から6月が出産の時期。余談になりますが、母乳は約6週間行われ、母乳をしている間母親は、一切ものを口にしません。母乳が終わると、母親と子供は離れ離れ。それぞれの旅へと海に戻って行くのです。
20世紀以降、その事実を知った人々は、対処を始めました。
1909年にルーズベルト大統領が、ハワイ諸島のワイルドライフを守るための法律を設立。動物保護法が成立する。ハワイアンの組織やNOAA、ボランティア活動などで、保護活動が開始になる。。。
などなど。それでも間に合わない状態です。
今やあなたの協力が必要です。ハワイにいらした際にもし彼らと対面したとしたら。繊細な動物なので、驚かせるようなことをすると、体を壊すので、写真を構える方も、静かに冷静に近寄ってあげてください:)この記事(情報)を広めていただけることも、彼らの助けになります。
最後に。。。彼らの繁殖場ターンアイランドを紹介します。オアフ島の西側790キロメートル離れたところ。この島はKuaiheilaniカウアイへイラニと言われるハワイアン元祖を生み出した場所でもあると言われています。このグーグルマップで確認してみてください。一度は訪れてみたい。自家用船があればだけど(笑)
https://www.google.com/maps/@23.869401,-166.285118,3a,75y,245.34h,83.42t/data=!3m6!1e1!3m4!1sf0f-NJOyAQSAZBBtvJ9nRA!2e0!7i13312!8i6656
でも、、ハワイアンモンクシールとハワイアンの生まれた場所が同じというのを聞くとなんだか共通点がたくさんある様に思えますよね。体つきだけでなく、ノンビリしてる様を見ているだけで癒される気がします:)
ドッカリと浜に寝そべりハワイアンモンクシール笑顔の種まく
短歌 by コーヘン恵美子
それではまた次回まで。アロハ~!
記事: エミコ•コーヘン
ノースショアの宿(ハワイラブカード加盟店)
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