ハレイワの街の中にぽっかり広がる農地内に
ポツンと存在するレストラン、レッドバーン。
先日ぶらりと寄ってみたら、
ゆっくり流れる時間の中に流されるのではなく
その空間と時間を守ろうと言う意気込みを持つ
若者がお店の番をしていました。
話を聞いてみると、
『へえ~~、知らなかった。こんな世界もあるのか~。』と
ノースショアにはサーフィンだけをやりにくる外来ものばかりだと思っていた私。
驚いたし、刺激になったし、関心したし。。。早速、記事にしてみました。
Qハワイにいらしたきっかけは?
A 農業です。世界の農業団体で、若者を支える組織があるんです。
お金がなくても、その組織に参加すれば、世界のあちこちの農業が学べる組織。
それに参加したんです。
で、コロンビアとサウスアフリカに行った後、ハワイに来たんです。
ハワイは一年中、食べ物が成るし、エコノミーも安定しているし、
ここで学びたいなと。
Q どんな組織なんですか、その農業組織というのは。
A WOOF(ウーフ)という組織です。
世界の農家にボランティアで働く変わりに、
移住費はまかなってもらえ、農作業の仕方を学べるという
インターネットで広がる世界的な組織なんです。
ウーフ http://wwoof.net
Q どんな農業を勉強したんですか?
A 私が勉強したかったのは、パーマカルチャー農業です。
その農業を行ってるところを選んで修行にいきました。
パーマカルチャー農業というのは、自然を破壊して食べ物を生産する農業ではなく、
環境にマッチした方法での農業。地球に優しい農業なんです。
パーマカルチャーについてーhttp://www.ultraman.gr.jp/perma/howpermacultre.htm
Q なぜその道に行こうと決めたんですか?
A 産まれも育ちもアメリカの東海岸で、農業とは全く関係ないところで育ちました。
この道に入る前は、エンターテイメントの仕事を10年していました。
きらびやかなエンターテイメントの業界は魅力的で入ったものの、
物理的にも精神的にも『違うな』と感じていた頃に、この道が開けたのです。
日本にも行きましたよ。
Q 日本を含めて、他の国の良かった点は?
A 日本は人間が暖かい。みんな優しくしてくれたんですが、
言葉がやはり通じないのが大変でした。
サウスアフリカの冬がある土地では、保存の仕方を覚えました。
農業というのは、土地を知るということ。土
地を知るというのは文化を知るということ。歴史を知るということ。
いろんなことを学んでます。
これからも機会があれば、出て行きたいと思ってますが、
今ここのハワイのこのレッドバーンで捕まってしまい、、(笑)
心地よくこのノースショアの畑で無農薬ハーブを作ってます(笑)(笑)
取材後記ーーーー
なんかとっても生き生きした若者でした。
先進国の子供たちが憧れるエンターテイメントの道に入ったものの、
そこは実はお金はあるけど中身の薄い世界だと気付き、
農業を学びに海外へ出た。
一日中働いても千円をもらわない後進国の人たちと
一緒に汗をかきながら働いた経験は、彼を完全に変えたんですね。
私も今現在、ビックヒストリーという科目を勉強しています。
(以前にも書きましたが)
創世記から今まで、化学的、生物学的、文化的な目で、歴史を見てゆくというもの。
人間の文化の中で、一番大切なことがらは実は『農業』なのです。
農業が文化を作り、人口を増やし、人の形も変えたんです。
ハワイの文化もそうです。
先住民たちにとって農業と漁業を成功させることは、
何にも変えることができない大切なことだったんです。
気付きを与えてくれる人たちに感謝。
ジョーレルさん、ありがとう!
それではまた次回まで。
アローハ!
記事: エミコ•コーヘン
ノースショアの宿(ハワイラブカード加盟店)
Facebook https://www.facebook.com/alohaemiko
You tube「英語の勉強しよう!」https://youtu.be/2MlQIl2N3dI
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