今回で3回目になりますWAIKIKI歴史探訪。今日は「賢者の石」を紹介します。聞いていただくこのお話は、ネイティヴハワイアンが営むツアーの通訳として個人的に渡された資料と、過去に私が勉強したこと、さらにそこに、個人的な意見をふりかけのごとくふりかけてまとめたものです。他にはないわかりやすく楽しい記事になることを願い、始めます。。。
では、お楽しみくださいませ。
Wizard Stone (賢者の石)
銅像の場所: 150Kaʻiulani Ave, Honolulu, HI 96815
24時間観覧可
観覧費:無料
ワイキキの海を見て右側にポリスステーションがあり、その横に4つの岩があります。今や開発が進み、ファッションの先端を行く様なワイキキの街中にポツリとあるその岩。古きものを大切にする人たちが、その岩を守っている。なんだか見るたびにホッとします。
実はその岩。ハワイでは岩ではなくポハクと呼ばれるもので、ポハクはハワイでは歴史書と言われています。確かにポハクは私たちが生まれるずっと前から存在して、いろいろな変化を見てきているのですから、その意味、理解できますよね。
健康を守ると言われているそのポハクがハワイに現れたのは、400年前のこと。当時のハワイは、海洋民族が入ったり来たり、新しい知恵や技術を交換し合っていた時代でした。そんな時代の中、タヒチからやってきた4人の賢者がやってきました。
彼らの名前は、カパエマーフー、カハーロア、カパニ、ピーノヒ。カハエマーフーは、男と女の真ん中にいる性を持つ人なので、男女とも治すことができる人でした。カプ二は、特別な力を保持し、人に触れることで、人の病を治すことができる人でした。キーノヒは人の病を見抜くことができる人。カハーロアは、息を吹きかけることで病の人を治してしまう人でした。
名前を聞いて、あれ??と思った方もいらっしゃると思います。マーフーガ名前に付いているカパエマーフーが第三の性別として男女を治すことができるとあります。今やマーフーといえば、おかまなどと言われ、馬鹿にされる対象になることもある。
しかし先住民族の中では、この第三の性を持つ人は、少なくないんです。例えば、多くの人たちのヒーリングを行なっている各地のインディアンの人たちの中にも男とも女ともつかない人がたくさんいます。
先住民族の性別の解釈の仕方は、私たちの解釈の仕方と違います。男と女。実はこの2つの性別は、それぞれの人の中に存在するのです。時と場により、周囲の環境にアドジャストして生き残るために、男の部分が強くなったり女の部分が強くなったりするのです。
ふと思い出すのが「風とともに去りぬ」のハリウッド映画の大作。戦争で男がいなくなった後、オシャレばかり気にしていたような女性が腕まくりして農作業から大工作業までこなすようになる。あれはまさに女性の中にある男性の部分が強くならなければならない時に強く出た例だと思います。
「自分はゲイだ」と言える人間は自分を見つめることに成功した証拠とされ、例えばカメハメハ高校(ハワイアンが通える学校)では、カムアウトした人に特別な賞が与えられるというシステムがあるそうです。
知っていることが正しいと頑固になるのは、生きる上で間違ってるのかな、と、思わされますよね。
で、その賢者がハワイを離れる時、その記念としてあの4つのポハクがワイキキビーチに置かれたそうです。離れる際に、立ち去った後のハワイの人たちの健康を祈って賢者たちがマナを注入したということです。
ところで、賢者が現れたのが400年だという記事も見ましたが、私の元に渡って来たネイティブの女性が書かれた資料が400年ではなく、400年前となっています。私の勉強の中でも、400年はまだ他所の人たちが入って来てない時代なはず。タヒチからパアウというクーの神様(戦争の神様)がやって来たのが、初めてのタヒチアンの到来であるはずなので、400年前で間違えはないのかなと。
古代が近すぎるハワイ、、、だからワクワクするんですよね!
それでは次のスポットに移動します。
次はサーフィンの父と言われているデュークです。
記事: エミコ•コーヘン
ノースショアの宿(ハワイラブカード加盟店)
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