CULTURE

私たちが聖地に惹き付けられる訳

img_1629

写真 / ラニイケカネのポハク(岩)。。。健康と知恵の保持を祈る岩を訪ねた時に虹が掛かっていました。こんな情景をみたら、自然と神秘的な気持ちになってしまいますよね。

お正月の前後になると日本人の私たちは初詣として神社に行きます。初日の出も観ます。
今年もきっと多くの人がそのルーティーンをこなされたことと思います:)

特に小さい時は、その意味がなんだかわからなくても、親に連れられとりあえず行く。日本はまだ残っているんですよね。そういう習慣が。とりあえず初詣に行けば、お宮に向かって手を合わせ、心の中で『願い』を呟く。初日の出をみて『わあ~~』と声をあげる。何気なく行なうその行為が、実は『神聖』な瞬間なのです。

ちなみに、私は宗教家でもスピリチャリストでもありません。が、ハワイアンから『人のルーツ』を気にするようになると、そういう教えが自然と体に染み込んでしまう。そしてシェアしたくなる。。。どうぞ胡散臭いなどと思われませんように(笑)

『現代人の聖地の必要性』が、アメリカでは大学のフィールドでも論議されています。ハワイでもそうですが、特に私が好きな教授は、もう亡くなられている方で、ジョセフ•キャンベル氏。ギリシャ神話を始めとして日本のイザナギ、イザナミの神話まで、世界各国の神話を研究し、現代の人たちにわかりやすく噛み砕いて説明した人です。スターワーズ/ジョージスーカスさんも彼の弟子でした。( 自然界のすべての力が、貴方の見方になるといいですね。というスターワーズの名言『May The Force Be With You』も、彼がそこをよく研究したから出てきた言葉なのです。)

ジョセフ氏いわく、、、かつて私たちが住む街に聳え立つものといえば、神聖なもの、でした。エジプトのピラミッドを始めとして、教会や、お寺。それを常に見ていられたから、私達は自分と他人と地球と人類の『命に向き合う』を機会を与えられていたのです。

しかし、お金が中心に動く様になった世の中、教会などの建物の変わりに、『お金の象徴となる建物』横浜ランドマークタワーやワールドトレードセンター、ブルジュ•ハリファ、マンションなどなどが、街の一番高い建物になってしまいました。言い換えれば、全く神聖なものとはかけ離れ、お金持ちの象徴や見栄の為に建てられた建物が空にと突き抜ける時代になっているのです。

結果、建物同様『人生の価値観』変わってしまってしまった、と。変わってしまった今の世の中では教育の仕方も変わってきました。かつてソクラテスが哲学を生徒に教えていたように『人間形成の為に大切な教育』が今の学校教育の中では一切行なわれなくなってしまったのです。

そうなってしまった世の中ですが、やはり人は人『ロボットではない』のです。自然との繋がりや、過去と今と未来の繋がりを思いださせてくれる場所に自然と惹き付けられる。だから、神社めぐり、パワースポット巡りが流行っている由縁だと思うのです。

何か自分が自分だけの力で『生きるのではなく、生かされている』を感じると、本当に楽になるはず。それを思いださせてくれるのが『聖地』。(ここは私の今現在のチャレンジでもあるのですが) 聖地まで行かなくても、お月様をみたり、太陽をみたり、海で波に巻かれたり、家族や人と充実した話しをすることでも、それが感じられる様になれるではと思ってます。

そういってみればアロハスピリットが飛び交うハワイ。ハワイ自体が聖地である様な気がしてきたのは、私だけではないはずです(笑)

それでは次回まで。アロハ~!

dsc_1269
写真 / ハワイのこんな風景(空と木と石に)神秘を感じられる様になれたら貴方はもう
『聖地のエキスパート』かも?!

記事: エミコ•コーヘン
ノースショアの宿(ハワイラブカード加盟店)
Facebook https://www.facebook.com/alohaemiko
You tube「英語の勉強しよう!」https://youtu.be/2MlQIl2N3dI

HLC_banner
HawaiiLoveSelect_banner

関連記事

  1. Kaiuolani-2 WAIKIKI歴史探訪[その2]
    カイウラニ王妃
  2. ブログ69-1 私たちがフラを踊る理由 vol.5「Wā」時を休ませる場所
  3. ブログ100-2 溶岩トンネルはタイムカプセル?
  4. 17 台風が近づく中で
  5. QY7B4990_1 大きい波も大丈夫だよ
  6. TBR_TownPres_11-0309.indd 最後のバトル/ヌアヌパリ
  7. IMG-7913 生物であることを頭が裏切っている?!
  8. 145A7471_Easy-Resize.com 現在(5月)のハワイの様子

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。
PAGE TOP