今や日本で人気の食べ物となっているココナッツですが、
実は古来ハワイではココナッツは「男の食べ物」でした。
「そんなの男尊女卑もいいとこじゃない~?」
まあまあ、、そうすぐに判断せずに、その理由をじっくり読んでみてください。
クムリポで伝えられた話とハワイ大学のハワイアンステディーに出てくる話を元にお話しします。
時代は遡り創世記まで戻ります(笑)
宇宙に最初の現れたのはマナ。
「マナって何?」
科学の知識によると地球ができたのが4.600.000.000年前のこと。
ディスクのような形をした塊が爆発した時にガスを素材に、重力で集められ形取っていき、地球になりました。
こんな本当かどうか信じられないことが科学です。
それを古来ハワイの人はなぜか理解されていて、それをマナ(超越した力)と例えたわけです。
ハワイブームで皆さん「マナ」と軽く表現しますが、
とてもとても理解しきれないパワー、それが「マナ」なのです。
話はどんどん逸れて行きそうなので、戻しますね(笑)
地球がそのマナで出来るとそこにマナを受け継いだものが現れた。
その二人の神とはワケアWākeaとパパ Papa
ワケアWākeaは空の神で男
パパPapaは地球の神で女
その二つ(二人?人間ではないのでどう表現したらいいのか?)が最初に産み落としたのが
ホオホクカラニ Hoohokukalani という、とても可愛い女。
ここでとんでもないことが起きます。自分の子供でありながらも、父親ワケアはその娘の美しさに心を奪われてしまったのです
(当然、奥さんのパパはもちろん激怒。一度は別れることを決意したそうなのですが、後によりを戻しました。)
奇麗な女性に心を奪われてしまう癖をなんとかしなければ世を統一することなどできない。
そう思ったワケアは、右腕となるカフナ Kahuna に相談しました。
カフナは「男女の区別をはっきりするべきだ。区別をすることで壁ができ、一歩置くことができるのだ」と。
取り締まったのが Ai アイ 「食べる」こと。
食べるは万人に必要なことですから、「食べる」ということに意味を持たせるというのは、
自分をそして多くの人を躾ける上で、有効な道具となるんです。
「男気を持った食物を女性に食べさせない」ということで、
バナナ ココナッツ 赤みの魚 は男の食べ物とされ、女性は食べることを禁じました。
理由はバナナはあの花と身がまるで男性のシンボルの形でココナッツも逆さまになったやはり男性のシンボルの様。
そして赤みの魚は神(男性神への)捧げものだから、と。
ちなみに女性はそれらを食べずとも、魚、鳥、犬、タロ、さつまいも、
ブレッドフルーツを食べていたから、栄養的には満たされていたそうです。
なるほど~~ですよね。決して男尊女卑ではない。
人間のコントロールがきかない部分をことが前に進むようにと出たアイデアが
「男女の食べ物を区別する」ということだったんですね。
と、同時に、男と女があって自然界が成り立つのも 理解できますよね。
意味を一句にまとめて短歌を詠んでみます。記事を読まれた方、是非深読みしてみてくださいね:)
「ココナッツ母なる台地に抱かれて勇ましく立つ男粋みせ」Emiko Cohen
それではまた次回まで。
アローハ!
記事: エミコ•コーヘン
ノースショアの宿(ハワイラブカード加盟店)
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