CULTURE

バレンタインから知る面と裏

ブログ134-2

ハッピーバレンタインズデー!!

張り切ってブログの文章をスタートしてみました 笑
もう過ぎちゃいましたけど。。。

ハワイでのバレンタイン当日、
朝、起きがけに、娘たちから、チョコレートにカード、ヌイグルミまでもらっちゃって、「母の日じゃないのにぃ~」と、照れ混じりにつぶやいてみましたが、本心はやはり嬉しい。プレゼントをもらって嬉しくないわけはない。子供たちから感謝をこめてということなんでしょうね。こうなると、従順に、家族のために奴隷の様に働くことを良しとするか、と思ったりして。。あ、もしかしたら、こうやってコントロールされている?、、のかな。

ブログ134-1

まあまあ、そこまで掘るのはやめといて、、、(笑)

私だけへのプレゼントじゃなく、朝から三女のジュリアは、学校にごっそりチョコを持って行きましたよ「みんなに配るんだ!」と言って。言ってみればバレンタインズデー、こちらアメリカでの意味は「普段の感謝を伝える日」。店頭には、チョコレートだけでなく、植木の花や、バラの切り花などなどが、贈り物として並んでる。ちなみに18歳の次女のバレンタインズデイは、これまたちょっと変わっている。毎年、この日に公開になる映画を楽しむという。しかし、映画の名前がすごいんです。「Happy Death Day」ですから。もちろんホラームービーです(苦笑)バレンタインなのになぜ?(苦笑)

日本もそうですよね。かなりバレンタインズデーの形は変化してきている。昭和の時代は、女性が好きな男性に告白するために、バレンタインズデーがあった。私が小いころの話をついでにしちゃいますが、お菓子屋の娘だったんで、バレンタインになると必ず並ぶものがある。それが、不二家の例のハートチョコ。ピーナッツが入ってるやつです。恋なんて知らないのにもかかわらず、そのチョコを活用してみたく、小学6年の時でしたか、幼馴染みあげた。そしてら周りがエキサイトしてくれちゃって(本人よりも)その後、数ヶ月の間、からかわれた。そんな思い出は私だけじゃないと思いますが、その後、愛がなくても会社で女性が男性に配る「義理チョコ」が流行りだしましたよね。2000年に入ると女性が女性に渡す「友チョコ」になり、最近(2010年)は、男性から女性に花束を渡すという「フラワーバレンタイン」なども広まっているそうですね。しかし、イベント的に大きくなればなるほど、面倒だと思われる方もいる様で、学校では混乱を防ぐためにチョコの受け渡しを禁止したりするところもあるとか。。。。なにはともあれ、チョコレートを売る会社にとっては、バレンタイン様様ですよね。かなりの稼ぎが出る様ですよ、関わっている会社やお店は。

日本だけでなく世界的に盛り上がりをみせるこのバレンタイン。歴史的な意味を知っている方は、どれだけいるんでしょうかかねえ。。

偉そうな言い方をしましたが、私も今回初めてリサーチをしてみました。すると「ホホォ~~~」とかなり感心。さらにハワイとバレンタインの関わりがさらに凄い!!面白~~~い!!!

まずは、世界的な意味から。。。

バレンタイン。実は人の名前なんです。時は遡り西暦270年。ローマの時代です。歴史を学んだ人なら「十字軍」って知ってますよね。イスラム教と戦うために作られたキリスト教の軍。その十字軍の軍人を集めるために、政府は若い男を募った。が、ガールフレンドや家族がいる男性は、なかなか軍に入りたがらない。そこで政府。「若い男の結婚は認めない」法律を作った。しかし、そーんなの人間の自然な形を背いているわけで。。。。バレンタインという名前の男性は、法律を破り大好きな女性と結婚した。内緒にはしていたものの、どこからか政府にバレてしまい、牢屋送り。そして、、、2月14日に死刑になった、、、愛のために。

どうやらそれがキッカケの様です。その後(といってもかなり後)1300年にロマンスに結びつける日になりました。ちょうどインディアンたちと西洋を結びつけようと努力していた時だったからな様です。インディアンの世界では2月14日が、鳥たちの後尾の時期が始まる日。西洋の歴史とその事実と結びつけて、人間の世界でのロマンスが展開される日となりました。

2月14日に渡されたとするラブレターは、15世紀まで遡ることができます。そして17世紀。イギリスでバレンタインズデーが広まりました。男女が愛を確認し合うカードや手紙の交換が行われた。イギリスに広まれば、必然的にアメリカも。ラブを語るカードがバカ売れ。カード業者が大儲けをする日になり、その後、チョコレートや花がバレンタインのギフトとして加わり、今ではアメリカ人、一人平均、130ドル(一万3千円位)を使うという統計が出ています。ちなみにチョコレートが一番売れて、2番目が花。三番目は、指輪などのジュエリー。

なんだか聞いていて疲れてくる感じ(笑)

で、ようやくハワイの話!!

2月14日。。。。1768年のこと。。。。キャプテンクックがタヒチに向かっていました。目印はヴィーナス。金星です。ヴィーナスといえば、愛の女神。そして、その数年後、やはりバレンタインズデーに向けて、ハワイの一部を統一するカラ二オプウ王の領地にクックが到着しました。ちょうどマカヒキの時期を迎え、収穫のお祝いをしている時。皆がハッピーな雰囲気に包まれている時に到着したのと島を離れた四代神の一人ロノがマカヒキの時期に帰るという伝説があったのとで、島の人たちはクックを「ロノの化身」だと勘違い。飲めや食えの大歓迎を受けました。しかしクックの一行がハワイを離れヨーロッパへと帰国する時に、ハワイ近海で不幸にも嵐に遭遇。島の人に助けを求めにハワイに戻った時には、マカヒキの季節は終わり、ハワイアンたちは厳しいムードに変わっていたのと、「神が海で遭難寸前になるなんてありえない」とされた。島の人たちはクックを殺害。奇しくも1779年『2月14日』に。。。。

うーん。。。バレンタイン一つを取っても『愛』と『憎しみ』の二面性があるんですね。バレンタインのシンボルのキューピットの本来の話もそうなんですってね!赤ちゃんが『愛の矢』を放つ。それがキューピットの様になってるけれど、実は元々は、大人の男性で、『愛の矢』だけでなく『嫌悪の矢』も同じ様に背中に背負っているそう。

キューピットから『嫌悪の矢』をなくした様に、今の世の中、明るさばかりを求めているから、疲れるのかもしれません。明るさと暗さ。両方を編み込むからこそ充実感がある。

改めて思ったバレンタインズデーでした。

それではまた次回まで

アロハ!

記事: エミコ•コーヘン
ノースショアの宿(ハワイラブカード加盟店)
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