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食と文化·フリフリチキン

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週末のハレイワの街
お祭りの香り漂う
フリフリチキン

短歌by コーヘン恵美子

  「フリフリチキン」なんて愛らしい名前でしょう。私が住んでいるノースショアは、週末になると日本のお祭りの匂いがする。お祭りの匂い??そうそうあのテリヤキの匂い。ほら、もろこし焼きとかイカ焼きの:)

香りに誘われるまま足を運ぶと、テントで出来た屋台のお店にたくさんの人だかり。まさにお祭り。やぐらはないけど(笑)。

真っ赤に燃えた炭の上に綺麗に並べられた鶏の丸焼き。ほぼタイムリーで焼いてくれる焼きたてだから、なお美味しい。丸ごとを買うと10ドルちょい。半分だったら6ドル。お弁当として頼むと、ご飯とコールスローとソースが余分に付いて来て値段は9ドル。

少し高いかな~とは思ったけれどボリューム満点だからいいかと、娘にせがまれお弁当を購入。でも食べるところはどこ?

周りを見回してみてもテーブルも椅子もないんですよね。よくよく見ると、このチキンを目指してバスで来たらしき日本人観光客さんたちは、バス停でピクニックしてる(笑)。「知らぬが仏」って言うけど、きっとバス会社も認めているでしょうね。なんたってハワイ。アロハ溢れる地ですから(笑)

さて、このフリフリチキン。今の様に多くの人に愛される様になった経緯が気になりません?日本の支店を出す様になったと言うこの代物の歴史。調べてみました。

では。フリフリチキンの歴史。始まり始まり~~

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1917年。ハワイのヒロで生まれたアーネスト·モルガルド。ポルトガル系アメリカンである彼が太平洋家畜連盟のヘッドを勤めている時、その会のミーティングで、お母さんから伝授されたテリヤキチキンをバーベキューで丸焼きにし、みんなにサーブしました。

そのチキンの美味しかったこと。そしてとても良い評判を受けました。

かしこいアーネストはすぐにそれをビジネスに繋げようと考えました。まずはそのテリヤキチキンの丸焼きに名前を付けることに。「う~~ん、huli(ふり)は、ハワイ語で、廻すとかヒックり返すと言う意味だから、うん、フリフリにしよう!」と即座に決めたフリフリチキンの名前をハワイがアメリカ領だった頃の1958年に登録商標しました。

1981年ロラ二学校で43、386羽のフリフリチキンを焼き、ギネス世界記録になりました。さらに1986年には、好評のソースをスーパーで市販することに成功。アサージの鶏肉業社との提携や、フィリピンに養鶏の組織を確率したことがビジネスを膨らませるのに拍車をかけることになりました。

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多くのビジネスが浮かび上がっては消えてゆく中生き残った理由のもう一つの理由は、募金を集める道具としてフリフリチキンを営業してきたと言うところです。

わかりやすく私の経験をシェアすると、うちの子達がフラ教室に通っている時、衣装を作るのにお金が必要になりました。(アメリカでは日常的に行われる)募金を集めることになった時に、フリフリチキンを使いました。

フリフリチキンを売ったり焼いたりする役をフラダンサーの両親が臨時でやる。ジョブトレーニングの様なもので、現場にフリフリの会社の人が横で一緒に働いて、常に何をしたらいいのかを教えてくれました。結果、会社から利益の一部がフラ教室に払われ、目的の衣装を買うことが出来ました。

この様な地域との結びつきが良い結果を産んでいるのかもしれませんね。で、問題のお味は? この写真を見ればわかりますよね。病みつきになります(笑)

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Ray’s Kiawe Broiled Chicken

住所 66-160 Kamehameha Hwy Haleiwa, HI 96712(ハレイワの街の中のマラママーケットの横)
電話 (808) 351-6258
営業時間 9時から16時まで

  

記事: エミコ•コーヘン
ノースショアの宿(ハワイラブカード加盟店)
Facebook https://www.facebook.com/alohaemiko
You tube「英語の勉強しよう!」https://youtu.be/2MlQIl2N3dI

  

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