キラウエア火山の噴火が未だ続いています。たくさんの人たちが日常生活に支障をきたしています。1800軒のもの家族が家を置き去りにし避難しなければならない状況で、中には家が焼かれた人もいる。さぞかし地元(ハワイ島)の人は、大自然の脅威に怯えていることだろうと思いきや、意外にも受け入れている人が多いんです。
理由はキリスト教の中心人物がバチカン市国に住んでる様に、ペレ(火山の女神)の信者がプナに住んでいるから。家を焼かれても「ペレが大地を作る様子が目撃できて嬉しいです。元来、私はペレの庭に住まわせてもらってるんですから、彼女が決めた噴火で家がなくなったということは、仕方ないこと。家をペレに捧げたと思ってます」と。
いやあ~~私も大自然と一体になった気持ちで生きることを推進していますが、実際に自然災害に会い家を失ったとしたら、とてもこうは構えていられないと思いますね。脱帽です。
さて、あれだけ大量に流れ続けている溶岩。一体その後、どんなことになるんでしょうか?
この絵をみてください(私が書いたお粗末な絵ですが:)
いきなり理科の時勉強に引き込むつもりはありません(笑)が、溶岩トンネルができるんです。で、そのトンネル。実はハワイ諸島のあちこちにあるんです!大陸と違ってハワイ諸島は新しい陸地ですから火山が噴火した名残の溶岩トンネルが未だ残っているんです。
以前娘がハワイの歴史を学校で習っている時、教科書に、昔ハワイアンたちはアリイの言いつけに忠実だったので、北側で取れた魚を首領の言いつけに従い、南の首領に届けたという話に驚かされました。「それが?」と思われるかもしれませんが、車のない時にですものね!と腐らないうちに一日以内で北から南まで走れたということになる。
いくら足の速い人でも一日で北から南まで走れるなんてねえ。。。口伝えが続くうちに、話が大げさになっちゃったんじゃないかと思っていたんです。が、後にハワイアンの伝説に詳しいハワイアンの方からこんな話を聞き納得してしまいました。
「ハワイの島々の地下はね、溶岩トンネルがたくさんあるのよ。昔の人が魚を腐らせずに北から南まで届けた話。あれは本当なのよ。地下のトンネルを通ったから出来た。私の故郷のビックアイランド(ハワイ島)のワイピオバリーではね、洪水で水浸しになった時にね、溶岩トンネルも水浸しになったの。そしたら水が引いたと同時にたくさんの高価な王家のケープとかがトンネルから出てきてプカプカ浮かんでたんですって!でもね、米軍が入ってきた時に、スパイに隠れられてはいけないと思った政府はトンネルを爆破させちゃったんですって。」
なるほど~。溶岩トンネルがタイムカプセルの様になっているんですね!そういえばカアフマヌ摂政がカプを廃止してハワイアンから信仰を奪った時に「神の御神体像を燃やせ」という指令が出た。だけど信仰心強い人たちはとても燃やすことなどできない。そこで進行を象徴する様々な物を溶岩トンネルに隠したという話を以前聞きました。それが後に出てきてミュージアム(ビショップミュージアム他)に今、保存されているということも。
これとあれをつなげていくと歴史って面白い!それにしても気になるのが最後にボソッとそのハワイアンの方が言った言葉。
「地下がそんなわけで空洞なのに、ワイキキでは高いビルが次々と建てられているでしょ。いつかは崩れるわよ。自然の力はとてつもなく大きいんだから。」
うーん、こうまで長く噴火が続いていると確かにその準備しておいた方がいいかもしれませんね。まずは自然を受け入れる精神から:)
それではまた次回まで。
アロハ!
記事: エミコ•コーヘン
ノースショアの宿(ハワイラブカード加盟店)
Facebook https://www.facebook.com/alohaemiko
You tube「英語の勉強しよう!」https://youtu.be/2MlQIl2N3dI
この記事へのコメントはありません。