写真 / 老いること認められること気にせずに夏のハワイに咲く小紫
みなさまアロハ!
日本に三週間ばかり行っていたので、久しぶりの投稿になります。
今回のテーマは「老いるということ」について綴らせていただこうと思います。
「老いるということ」みなさまはどう捉えてますか?
多くの人がどちらかというとネガティヴに捉えているんじゃないかと想像しますが。。。
私も以前はそう思っていました。以前というよりつい最近まで。
年老いてゆく両親のことを可哀想だと思い、死んでゆく人たちを哀れだと思っていました。
根本には、若い時に看護師として老人病院で働いていた時にみた光景です。
「姥捨山」
なんで人生を一生懸命に生きてきただろう人たちがこんな風に寂しく最後を迎えるんだろうか。
老いるって恐ろしいこと。悲しいこと。
そう感じ取っていたんですね。
しかし!
それは自分の思い違いであったということが、今回の旅で分かりました。
必ずしも100%、老いることが悲しいことではないんだとわかったんです。
目を開かせてくれたきっかけは私が所属する短歌の会。
横浜の会で青海波と呼ばれる会です。
そこには、年齢は私よりも上の、下手すると親子ほど離れた方々がいます。
いろんな方が集まってます。
幸せな家庭環境をお持ちな人もいれば、お一人で暮らしていらっしゃる人もいる。
馬の合わない旦那さんをお持ちの人もいるし、身障者の方もいる。
お仕事もそれぞれ。
フルート奏者から元学校の先生。カウンセラー。もちろんもう引退している方。
共通する点は
心を持つ人間であるということ。
心は上下左右に動くもの。
それをどう「自分の中で」清算してゆくか。
それが上手いかどうかで社会(他者)との関わり方に影響する。
(できもしないのに、自分を棚に上げて言ってるわけなんですが、、(笑))
短歌をされている方々は、とてもそれが上手い。
例えば、メンバーはご自分の病気(癌)を、自分の性格が人と合わせられない性格だから病の細胞も他と合わせられるに暴れているその気持ちがよくわかる、を31文字にして歌われていました。
断捨離でうっかり夫を捨てそうに
これはシルバー川柳さんの有名な歌ですが、こんな感じで歌を使って「頭に来る旦那」の清算をしているんです。
心の清算ができる方々は、あらゆることを「自分の良いように」捉えることができる。
だから「深刻になりすぎる」前に笑い飛ばしてしまう。
まさにこれが日本の文化ですよね!
以前お会いしたハワイアンの哲学者も同じようなことをおっしゃっていました。
人生はリフレクション。どう生きるかは自分自身。
起きて来る出来事にうまく対応し生き抜くこと。これが与えられた使命だと。
そういう目で見てみると、世の中は素晴らしいお年寄りで溢れてる。
身近な人をネタにあげれば、80半ばになる我が両親。
母は父に文句ばかり。それをエネルギーとして生きる。父を使って清算してる(笑)
母からの怒りを酔うことで中和させながら「一目惚れした相手だから仕方ねえや」と笑い飛ばしてる。父なりの清算だ。
身体障害者の近所の方は歳をとってようやく他の人と変わりなくなったと喜んでいる。生涯を使っての清算。
老いるということ。
清算の仕方がうまくなるということ。
まんざらでもないんだなと思うと同時に、それができるようになった生き抜いてきた彼らを
若い私達は(若いに入るのかわからないけど 笑))祝福して上げるべきだと思います。
それではまた次回まで
アロハ!
写真 / 青海波の短歌の会の皆様と。
記事: エミコ•コーヘン
ノースショアの宿(ハワイラブカード加盟店)
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