今日は「ブラックフライデー」です。感謝祭のお話です。
きっとこの日は全米のメジャーなお店の品物が格安になると認識されている人も多いと思います。私の22歳になる長女も、この日とばかり、アラモアナショッピングセンターに朝早くから行ってますよ。何ども出先からメッセージが入ってます。。「渋滞が半端ない」「駐車場が見つからない」「アメリカンイーグルとか全部半額だよ!」など、かなりエキサイティングしてる様子です(笑)。
さて「ブラックフライデー」。意味をご存知な人は意外と少ないのでは? 実は私も知らない派(苦笑)。ショッピングに興味がないのもありまして。。。(笑)。。。とはいえ、ハワイでショッピングは多くの人たちの憧れですものね。気持ちを奮い立たせてリサーチ。記事にしてみました(笑)。
まず「ブラックフライデー」を理解するには、前の日の「サンクスギビングス(感謝祭)」の知識が必要です。知らない方達の為に軽くお話します:)
今やアメリカといえば、いるんなルーツを持った人たちが住んでいますが、昔、アメリカの大陸に住んでいたのは、先住民(インディアン)たちだけでした。そこにお堅い祖国イギリス政府に縛られる社会に嫌気がさした人たちが、新天地を求めてやってきた。過酷なメイフラワーでの66日間をもかけた船旅。しかも着いてすぐ出会ったのは寒波。飢饉。多くの人が病死しました。それをみていた先住民(インディアン)たちは、彼らに手を差し伸べた。種をあげ農作物の作り方や、漁業や狩の仕方。生き延びる術を移民してきた人たちに伝授しました。最初の収穫がやってきた時、移民してきたイギリス人たちは先住民(インディアン)を招いて収穫したものでご馳走。感謝を表しました。
これが感謝祭です。
写真 / 昨日はうちでも七面鳥を焼きました。
彼らが救ってくれたお陰でその後、さらに大勢がイギリスから、そしてヨーロッパの他の場所からも、アメリカ大陸に移民。徐々にアメリカ大陸は西洋の人で埋め尽くされた。良し悪しは抜きとして、インディアンとの接触がアメリカの元を作ったということを現代の人に思い起こさせるこ大切な行事。
感謝祭の日は、1939年まで、11月の最後の木曜日とされていました。
ところがアメリカの経済のベクトルが上がるに従って、クリスマスショッピングが重要になってきた。いかに「クリスマスの時期に売り上げを上げるか」が、競争の激しい社会で生き残る鍵となってきたけれど、「感謝祭が終わらなければクリスマスの買い物はする気にならない」それがアメリカ人の常。だからといって伝統的な日を大幅に繰り上げることはできない。
そこで、感謝祭の週を木、金、土、日の連休にしてしまい、11月4つ目の木曜日が感謝祭と決めれば、クリスマスとの間のディスタンスが広がる年も出てくる。ルーズベルト大統領のアイデアです。経済政策の為の。
結果、ものすごい黒字が出るようになった。黒=ブラック。ブラックフライデーという日が定着したのです。うん、ブラックフライデーの意味、理解できましたね。では、ブラックフライデーの後に「サイバーマンデー」というのがあるということを、皆さんはご存知でしょうか?
サイバーというのは、ネットのことですよね。要するにオンラインショッピングのセール日。これはインターネットが普及してからだから、最近の話。2005年にSHOP.ORGのエレンさんとスコットさんが最初に始めて、今や定着しつつある大大セールの日。ブラックフライデーは、お店に行って買うという手段とネットで買うという手段がありますが、サンバーマンデーはオンラインショッピングのみです。
伝統は経済のために利用され変わっていく、、の代表的なお話です(苦笑)
ちなみに私?渋滞を考えて、外には一歩も出ませんよ。波もないし。。。(笑)
それではまた次回まで
アロハ~!
記事: エミコ•コーヘン
ノースショアの宿(ハワイラブカード加盟店)
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