CULTURE

『ハワイの学校』覗いてみましょう!

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写真 / サンセットビーチ小学校 ハワイの学校は一回建てが多い

日本で普通に育った私が予定もしていなかったアメリカ(ハワイ)で暮らすことになり、日本とはあまりにも違う様々なことに、驚きの連続だったわけですが、何より驚いたのは、『学校』の体制です。今日は、そのあたりをテーマに書き進めていきます。

日本のお子さんたちの多くは、公立の学校または私立の学校に所属していらっしゃると思います。朝、眠い目をこすりながら、ご飯をとりあえずお腹に入れ、通学してゆく。たとえ行きたくなくても(笑)アメリカはその辺り自由なんです。選択肢がある。私自身、三種三様の学校を経験しました。三人の子供たちを通して。。

まずは長女の場合。中学2年まで、自宅で私のやりたいように教えてきました。全く先生もつけず。小学校低学年のときは(私自身が英語が苦手でしたので)日本のドリルを使い、勉強を進めました。そして高学年から中学校までは、図書館の本やコストコで買ったドリルを使いました。今はハワイ大学で勉強しています。成績優秀。別に自慢するために書いたわけでありませんよ(笑)。こんな形で学業を進めても形になると言いたかったんです:)

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写真 / 波の良し悪しでスケジュールを組み、家で学業を進めてきた我が家。科学の実験最中の写真。

次女は長女と違い、公立の学校でありながらも《インターネットを使って自宅で勉強する》というオンラインスクール式の学校に入り、学業を進めてきました。そこでは週に2回だけ学校に行けばいい。あとは自宅で自分のペースで勉強を進める。サーフィンが大好きな娘には持ってこいの学校です。波がよければ、まずサーフィンをし、そして夜、セコセコ勉学に励む。この様な学校は《チャータースクール》と言われ、アメリカの新しい試みなのです。なので政府の目が常に向けられている。しっかり生徒が学んでなければ、廃校となるから学業の内容は濃く、生徒は苦戦することも多い。次女も上手くいかずに困ることも多々ありで。。。まあ、親としてはそれくらいの方がいいかなと思っていんですが(笑)

三女は次女と同じインターネットの学校をこなした後に、公立の学校に通う様になりました。本人が「普通の学校を経験してみたい!」と言い出したので。一月前に転校しました。手続きはまるで郵便局にいく様な感じなくらい楽に入れました。テストもあるわけでなく。やめさせる側も受け入れる側も、アッサリ。何も突っ込まれることなく #クールなアメリカの一面ををみた #アメリカには金八先生はいない (笑) とにもかくにも親の私にとっても初めての公立学校です。先日も、合唱披露会があり、クラスごとに練習してきたコーラスを発表。感動しました!ただ上の二人とは違い『勉強をしたくないのに学校に行く生徒』(当たり前といえば当たり前だけど)が多い公立の学校では、やはりドラマ的な出来事が多い。教える内容もオンラインスクールに比べて薄い様です(この辺りは日本と変わらぬとことですよね)。さらに現在はパーソナルコンピューターが生徒一人一人に渡され勉強を進められているので新たなる問題が。30人の生徒に一人の先生だから、実際生徒が本当に的確なページを見ているのかというと謎で、実際にクラスの三分の一が、ユーチューブ開いたりゲームサイトを開いたりしているそうです。ある生徒はPIKOTAROのペンパイナップルアップルペンを観ていて、ついつい歌い出しちゃったそうで、先生から呼び出しを受けていたとか(笑)

で、ポイントはここ!日本ではありえない様な学業の進め方をしても、《中身さえきちんとして入ればアメリカ社会で受け入れてもらえる》ということです。ただし、学業が付いてないと、平気で落とされますけどね。予告もなしに。
#クールなアメリカの一面ををみた #アメリカには金八先生はいない 

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写真 / サンセットビーチ小学校から何人も有名プロサーファーが卒業した。場所はパイプラインの道路向かい。

さて、最後にアメリカの学校を経験してみたいあなたに向けて、調べてきました。留学の方法。三女が通う小学校ですが、(世界サーフィンチャンピオン、ジョンジョンの出身校!http://www.sunset.k12.hi.us サンセットビーチ小学校 )興味ある方は、電話でのやり取りを読んでください。

私『娘のクラスに日本人の子が留学していると聞いたんですが、私の日本人の友達の子供も体験留学を希望しています。誰でも入れるのでしょうか?』(娘のクラスメイトに日本人サーファーの男の子がいる)

学校側『入れますよ。学校側が提示したもの、ドクターの診断書と予防注射をしてあるという証明、パスポート、こちらにある書類に書き込んでくれれば、入れます。』

私『一週間だけとか来て、その間に体験できたりするんでしょうか?』

学校側『いや、それは出来ません。最低ワンクウォーター、三ヶ月在学していただかないと。』

私『娘のクラスにいる子は、日本語のドリルをやっているそうなんですが、そういう形になるんでしょうか?』

学校側『それはケースバイケースです。彼には特別指導員がついていて、そういう方針になっている様です。』

私『基本的に書類と期間さえ規定にあっていれば、誰でも入れるということですよね。コストも掛からずに。』

学校側『そうです。』

人生は一度きり。皆さんに(特に次世代を担う子供達に)一度はアメリカを経験してもらいたい。きっとカルチャーの違いにショックを受けることでしょう。良くも悪しきも:)

それでは次回まで。
アローハ!

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写真 / どの道通っても結果が悪いとどんどん学年を落とされるのがアメリカ式

記事: エミコ•コーヘン
ノースショアの宿(ハワイラブカード加盟店)
Facebook https://www.facebook.com/alohaemiko
You tube「英語の勉強しよう!」https://youtu.be/2MlQIl2N3dI

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