CULTURE

古来ハワイ社会に存在した政治のあるべき姿 #1

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11月です。アメリカは大統領選挙の投票日は。南国であってもハワイはアメリカ。子供たちの間でも「誰が次の大統領に向いているか」などの討論が行なわれているほど、巷は、いつも以上に政治に興味を抱いています。私自身も、アメリカ国籍をとっているので、投票できる! なので、どちらの(ヒラリー氏かトランプ氏か)候補者が、理想的な政治をやってくれるのかということを考えている今日このごろ。で、浮かび上がるのが、「政治のあるべき姿とは?」の疑問。そんな時にジョーン•カイ•ミカウアさんが生前話していたストーリーを見つけました。故人ジョーン•カイ•ミカウアさんとは、モロカイに伝わるモオレオ(歴史)を老婆から教えられ、その教えをフラやチャントを通して、多くの人に広めた人です。

で、今回と次回、2回の記事に分けて、そのジョーン氏が語る「平和な時代のハワイ」の話をさせていただきます。

太平洋の浮かぶ島々を転転としていた人たちがハワイの島々に移住してきたのは8~9世紀の頃です。当時の人たちにもハワイはパラダイスと思えたのでしょうね、移住者がどんどん増えてゆきました。増えるに従って、混乱も増えた。だから、何かしらの政治システ
ムが必要になったのです。そこで、ハワイでは、アハと呼ばれる政治組織が成り立ちました。元祖はモロカイです。

アハの意味は漁師さんが使う様な強い縄。縄自体はアハと言われるのですが、一つ一つの紐はアホとハがホに変わります。アホのその紐自体は弱い。けれども、アホを何本も重ねて編み込んでゆくと、強い縄になる。それがアハなのです。これを人間社会を支える政治 に言い換えてみる。ようするに、それぞれの分野(農耕、漁業、建築、哲学、天文学、医学)でのカフナと呼ばれるエキスパートが、本当に人の為になるのは何かをそれぞれの分野で考え実行してゆく。その結果がとても良い社会を作り出し、食べ物に満たされ、人口
がどんどん増えたそうです。将来の地球環境を考えずにただただ今の人が喜ぶものを生産し与えてゆくのが今の政治ですが、輸出中が簡単にできなかった当時は、狭い島という環境の中で島全員に行き渡る食べ物を生産する為には、エキスパートたちがしっかりと住民を正しい方向にガイドしなkればならなかった。一例を上げると、健康を保てる食を選び、食べ物を口にする時に感謝し、残飯は次の食物の肥料になる様に、置く場所にも使った。ようるすに自然循環が完全な形で確率していたのです。

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写真 ワイパフのタロ畑/古来ハワイアンたちは農業、漁業、哲学、医学、他。。それぞれの分野に配置されたエキスパート(カフナ)の御陰で上手く機能していた。

アハが成り立ってから、16世代(約700年)後に渡るまで、反乱もなく戦争も戦争の武器も全くないような完全平和な時代が続いたといいますから、いかにその政治が上手く人の為に機能していたかが理解できます。そのアハ政治は、モロカイを中心に他の島々にも浸透していったそうです。

当時のアハ政治を垣間みることが出来るのが、フィッシュポンドです。フィッシュポンドとは、今の言い方にすると養殖場。機械などがなかった時代、河口に、人々が山から石を手渡しで作ったフィッシュポンド。オアフ島のカイルアにもありますが、モロカイには、小さいものでは6エーカーで大きいものでは500エーカーの巨大なものまで、残されています。当時は、100をも越えるポンドがモロカイに存在したそうです。

アハが作った政治システム/カフナがガイドする各地の生活は、まさに理にかなった正しいもの。貧乏な人も裕福な人もいない。みんながみんな平等に食べ物がいきわたった時代。その為には「マラマポノ」。一人一人が正しい考えを持ち行動することが、とても大切なこととでした。次回はその「マラマポノ」の話しに移ります。

記事: エミコ•コーヘン
ノースショアの宿(ハワイラブカード加盟店)
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