CULTURE

再びロックダウン:オアフ島

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日本のみなさん、お元気ですか?

って、パンデミックに陥ってるのに、張り切ってどうする、という感じなんですが、まあね、状況に応じて、明るく生きていく術はそろそろ身についた感じもしています(笑)

前置きはともかく、きょうは、このところのハワイの様子を、ダイジェストでお伝えしたいと思います(笑)

まずはロックダウンの話。

とにかく新規感染者が日々200人以上と、ますます増えてしまっていて、現在(8月26日)の時点で、6千人以上がこの感染症に感染していてしまいました。死亡者のトータルが51人。ほとんどの感染者は、35歳以下の若者だそうですが、物価も家賃も高いハワイでは、同じ家におじいさんもおばあさんも一緒に住んでるケースが多く、若者が社交したりした結果、感染して家に持ち込んだ菌で高齢者がかかり、病院送りになるという悪い流れが確立してしまっていて、すでに病院は満床に近いところまできてしまいました。

「早くなんとか指示を出してよ」

と思っていた矢先に、ようやく知事が以下のような指示を発表。

「新型コロナウィルスの感染者の増加が続いているオアフ島に対し、自宅待機令を再発令すると発表した。オアフ島の自宅待機令は27日(木)0:01から2週間の予定となっている。今回イゲ知事が発令した自宅待機令は、今年3月に発令された自宅待機令と同様の内容で、医療系、教育系、建設業など、生活に必要不可欠な業種の営業は許可されてるものの、美容院などのサロン系やジムは一時休業とし、レストランはテイクアウトでのサービスのみが許可されている。ホノルル市のカーク·コールドウェル市長は、2週間の待機令発令中に60,000人分の新型コロナウィルスの試験を行うほか、濃厚接触者の追跡システムや自主隔離システムなども強化したいとしている。」 (アロハストリートより)

疑問:わたし個人が気になるのが、サーフィンには行けるのかな?買い物に行けるのかな?

答え:どうやら3月となじということは、サーフィンには行けるようです:)日用品やら食料の買い出し=買い物には出れます。

疑問:しかしなぜ、今まで頑張ってお店を閉めずにいたのだろうか

答え:やはり、経済的な問題からです。7月時点ですが、失業者は13.1%ということになってますが、きっともっと増えてしまうと思います。数字にするとなんだかピンと来ないと思うので、実際にわたしが見てきた状況を説明しますと、ますますホームレスが増えている、ということ。

証拠:先日、ワイキキにサーフィンに行った帰りにNIMIZ 通りを通ったんですよ。数カ所、通りの歩道にホームレスがキャンプしている場所があるんですが、なんと、彼らが住むテントに、新しめの洗濯機と乾燥機と冷蔵庫が置いてあった!!もちろんホームレスとして住んでいらっしゃるテントに電気を通すことは不可能でしょうから、使ってはいないけどある、ということは、家賃が払えない人たちが、家を追い出されて、持参品を持ち歩いている、ということの様です。他にはこんなこともありました。ハワイでは古着を家まで取りに来てくれるというシステムがある。先日そのシステムを利用した。収集の日、門の前に古着を入れたゴミ袋を置いた。置いてる時に通りかかった親娘が、私に申しわけけなさそうに「中身覗いていい?使えるものはもらっていい?」と声をかけてきたのです。(もちろんイエスと言いましたよ。終わったら袋閉めといてね、を付けて:)

個人的な話:なんだか本当に迫ってる、押し寄せている、感がある中で、ワイキキのクリニックで働いている薬剤師の友達、斎藤ひろみちゃんと先日久しぶりに電話でチャットしました。忙しいであろう彼女には、なるべく時間を割いてもらうのは悪いと思って連絡を避けていたのですが、実は、私自身、体の調子を少し崩していて、薬のことを尋ねようと思って電話したら、あはは、こんなことを言われました。

「今、死なない方がいいよ。死体安置室で働いてる友達が言ってたけど、コロナは死んだ後も体の中に生きてるから、最低でも2日は遺体に触れないんだって。だから、安置室にどんどん死体がたまってるらしいよ。しかも葬儀屋もなかなか取りにきてくれないから、コロナが恐くって。どんどん積み上げられてるみたいよ」と。

ひえ~~~今、死んだら、積み上げられちゃう!!!!

そう思った途端、なぜか元気を取り戻しました。どうやらちょっと精神的に疲れていたようで、そこから病気が作られてたのかな。プラス、精神といえば、こんなことも、彼女、言ってましたよ。

「今さあ、心を病んでる人がすごい増えてるんだよね。カウンセラーとか精神科の先生とか、すごく忙しいらしいよ。やっぱり鬱になるよね、経済的にもみんな苦しいし」

なるほど、なるほど。。。

いまだ家もあり食べ物もある自分は、助けを求める方ではなく、助けてあげる方に廻らなければならないんだな、とつくづく思いましたね。せめてうちのメンバーから菌を広めることのないよう、母としてできることをしていかなければと。

今後の抱負:「家(家族)を難関の海を渡る船」だと思うことにしました。喧嘩したりしたら、メンバーがこぼれてしまうでしょ。溢れてしまったら、コロナという人喰いザメにやられてしまうから、なんとかバランスを整えて、船をあまり揺らさないで、難関の海を渡り切ろうと思ってます。

それではまた次回まで。

アロハ!

P.S. 次回は明るいニュースを届けたいなああ。

記事: エミコ•コーヘン
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