CULTURE

WAIKIKI歴史探訪[その4]
デューク·カハナモク

ブログ141-duke1

前回の「賢者の石」に旅の疲れを癒していただき、さらに探訪は続きます。

今回4つ目のストップになりますWAIKIKI歴史探訪。

サーフィンの父と言われるデューク·カハナモクです。
聞いていただくこのお話は、ネイティヴハワイアンが営むツアーの通訳として個人的に渡された資料と、過去に私が勉強したこと、さらにそこに、個人的な意見をふりかけのごとくふりかけてまとめたものです。他にはないわかりやすく楽しい記事になることを願い、始めます。。。

では、お楽しみくださいませ。

<その4> デューク・カハナモク

メディアがこれだけ普及している時代ですから、うんもすんもなく私たちは多くのスポーツマンの性格や人生を認識する機会に恵まれています。が、未だ彼の右に出るヒーローは出てきていない様に思います。彼のこの功績を聞けば納得されると思います。

デュークは、ホノルルの警察官の父とカラカウア王の妻カピオラニ女王の典侍を務めた母の間に生まれました。1890年のことです。9人いる兄弟の長男です。その名前はお爺さんの名前を受け継いだものです。おじいさんのデュークという名前はとても大きな意味があります。当時のイギリスの王子の名前だったんです。王家を支えたお爺さん。女王からメダルがわりにと、イギリスの王子デュークがハワイに来た際に、名前を授かったのです。またカハナモクという名前はカメハメハ大王の時代に彼の祖先がもらったもの。モクというのは、地域(言い換えると県)という意味があり、ハナは(仕事)、カ(立ち上がる)、カメハメハがハワイをまとめるときに、手をかした人たちということで、彼の祖先にその名前が与えられたということです。

由緒ある名前を持つだけに、多感期の時にハワイの国が奪われた歴史的な出来事は、彼の生き様を作る骨格になっている様に思います。

学校以外の時間は波に乗っていたという彼、使っていたボードはコアで作られたもの。なんと重さが52キロもあるものでした。その板を使い、時にアラワイ運河ができる前のロングライド可能な波に乗るデューク。まるでその姿はキングであるかのようだったと言われています。

その彼が中心になり作られたのがワイキキビーチボーイズのオリジナルとなるクラブ。
海の技術に長けた彼らは、ワイキキロイヤルハワイアンホテルに集まり、海に繰り出す。多くの人に海の楽しさを伝授しました。

22歳のとき、デュークは、アメリカのオリンピックスイムチームに抜擢されました。そして次々と結果を出しました。1912年ストックホルムでは、100メートル自由形で金メダル。そして200メートルリレーでは銀メダル。アントワープオリンピックでは、個人リレーと100メートル自由形で金メダル。次のパリオリンピックでは100メートル自由形で銀メダル。そのとき3位になったのが、弟のサムエルカハナモクでした。

「人間ではない魚人間だ」

アメリカ本土の新聞でも書かれたデュークは、優れた水泳の選手として海外からエキジビジョンに招待されました。そのときにサーフィンも同時に披露。1914年12月24日、オーストラリアのシドニーのフレッシュウォータービーチで、地元の木を使ってサーフボード作りから波に乗るまでを教えたり、また1925年6月14日。カリフォルニアのニューポートビーチでサーフィンを披露していたデュークの沖を通過した船が転覆したときには、ボードを使って8人の命を助けたり、すぐに彼の名は世界にとどろきました。(テレビの時代が訪れ全米の人気テレビ番組でThis is your lifeに出演したときに「サーフィンの父」と言われたのも、彼の名をより広めたきっかけになった。。生の彼の画像が見れる!!。。。https://youtu.be/64d9j3VZcZ0)。

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スポーツ選手のキャリアを退いた後のデューク。1932年から1961年。ホノルルの保安官を13期続けて務め、映画やテレビにも出演。幅広い活躍を見せました。結婚したのは1940年のこと。デイディーン・アレックスサンダー、海外遠征を共にしていた女性です。

競泳、サーフィン、そしてオリンピック組織からも栄誉賞を受賞した彼のお葬式はワイキキビーチで行われ、数百の人が見守る中、遺灰は彼が愛した海へとまかれました。

多くの人に愛されたデュークの残した言葉は、

「うまいサーファーは、楽しみ方もうまい」

なんだか人生の歩み方を語っている様な気がします。

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次にストップは、そのまま同じ道をダイアモンドヘッドに少し歩いたところにあるクヒオ王子の像。またたっぷりお聞かせしますね!お楽しみに!!

記事: エミコ•コーヘン
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You tube「英語の勉強しよう!」https://youtu.be/2MlQIl2N3dI

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