CULTURE

白熱するトリプルクラウン

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現在トリプルクラウンが行なわれています。

「トリプルクラウンって馬のレースだよね!?」

はい、そうです。が、《ハワイのノースショアにもトリプルクラウンというコンテストがある》んです。馬のレースと同じ様に、3戦続けて行なわれます。その3戦、一つ一つの戦いにて、王者が決まるだけでなく、ポイント制により3戦の王者が産まれるという戦いなのです。馬のレースと違うのは、競うのは馬ではなく人(サーファー)。アリーナは競馬場ではなく、海。海といえどもただの海ではない。ノースショア。サーフィンの聖地。
世界で5本の指に入るほどの危険で大きい波が割れる場所。では、どんな大会なのかを説明させていただきます:)

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3戦の初戦になるのは、ハレイワアリイビーチ。(今年はすでに終了し(11月18日)ジョンジョンフローレンスが、優勝しました。)第二戦目は、サンセットビーチ。11月24日から大会期間に入り、12月6日に大会期間が終了します。そして、最終戦(第三戦目)は、パイプラインで、12月8日~12月20日まで行なわれます。一つ一つの大会の期間中に、波が良い日が3日~4日間選ばれます。その日の朝にオフィシャルが波をチェックして、大会のオン、オフを決めるので、よっぽど運良くない限り、数泊のハワイ旅行で大会が観戦できるのはマレなこと。ただ、トリプルクラウンの期間になっている約ひと月半の間、世界最高峰のレベルの到達した選手たちがノースショアに滞在しているので、彼らの見事なパフォーマンス(練習風景)を見れるチャンスは大です。逆に試合でみる選手よちも練習している選手の方が、近づき安い。時の方が、浜で待ってれば、サインなもゲットできるかもしれませんね。現地入りできなくても、ライブで自宅から(オフィスから)観戦できます。インターネットのライブ中継はこちら。
http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/hawaiianpro2016/heat-analyzer

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年々観戦客が増え、白熱するパイプマスターズ

次にトリプルクラウンの歴史を伝授させていただきます。ハワイで行なわれた最初のインターナショナルは、1975年マカハ(ウエストサイ度)の戦い。当時はノースショアは波が危険すぎるということで、サーフィンをするが少なk、メインのスポットが、ワイキキかマカハだったんです。マカハの大会がABCテレビにカバーされる様になると、よりサーフィンにエキサイトメントが求められ、ノースショアのパイプラインで、大会が開催されることになりました。1971年のことでした。最初のパイプマスターズでは6人の招待選手のみで行なわれました。草試合の様な戦いでしたが、テレビで中継されたホレホレのスリリングな波での大会は、世界多くの人たちを魅了し、あっと言う間にビジネス的にも発展。80年代には、なんと、バブルの時代だった日本の丸井が、冠スポンサー。日本のサーフィンブームの火付け役にもなりました。(以下に貼付けた写真は丸井がスポンサーになった時のトロフィー/よろいかぶと。この時のマスターズはトム•キャロルでした)30年以上も続くこのトリプルクラウンでは、思い出に残る場面が数々と作られていきました。例えば世界最高峰のサーフィンツアーASP(現在のWSL)が、トリプルクラウンと合併。パイプマスターズをツアーの最終戦に設定してからは、さらにこの戦いは、注目度を増す様になり、多くの観光客がこの大会の観戦の為にハワイ入り。ハワイのエコノミーを支える一つになると同時に、渋滞などの社会問題も発生する様になりました。それを纏めてこられた数年前に引退したランディーディレクターの切れる試合進行。パフォーマンス上のリマーカブルな場面は、試合前に骨折し、ギブスを付けて究極なパイプの波で
戦ったマイケルホーの優勝。ロブマチャドとケリーの親友同士の決勝戦などなど、、ここに書ききれないほど印象に残る場面があるのは、やはり究極なノースショアの波の中での戦いだから。

毎年変わるトリプルクラウンのポスターを集めるコレクターも増えている

ここまで聞いたら観たくなったのでは?今年は間に合わなくても、来年を目標にして是
非、観戦のイメトレ(?)を初めてみてはいかがでしょうか?一生の思い出になること、
間違いなしです!

では、次回まで。
アローハー!

記事: エミコ•コーヘン
ノースショアの宿(ハワイラブカード加盟店)
Facebook https://www.facebook.com/alohaemiko
You tube「英語の勉強しよう!」https://youtu.be/2MlQIl2N3dI

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